シュラフを洗濯してみよう!


私が使用するシュラフ中で最も頻度が高いのは、0℃ぐらいまで使用できる3シーズン用のナンガポーリッシュバック250DXですが、購入してから7年ほど全くのノーメンテナンス状態。
特に悪臭がするとかは無かったのですが、最近になって生地の汚れが少し目立つようになってきました。
いろいろ調べてみると、使い込んだシュラフは、表面だけでなくダウンも脂で汚れてしまうようで、その結果ロフト量が落ち、保温力も下がってしまうそうです。
ダウンシュラフの洗濯はなかなか大変そうだったので、今まで洗ったこと無かったのですが、今回意を決してチャレンジしてみました。
シュラフの洗い方については、結論から言うとそんなに難しい作業ではありませんでしたので、今まで躊躇されていた方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


シュラフ洗濯に必要な物は、洗剤と洗濯ネットです。
私は、手元にモンベルのオールパーパスソープがあったので、それを使いました。
粉の洗濯洗剤ではなく液体中性洗剤を使用します。
ネットは型くずれを防ぐために使用します。

洗濯機で洗う前に、汚れが目立つ襟周り等を洗剤の原液をつけてもみ洗いしました。
最初は歯ブラシ使ったりしたのですが、手でもみ洗いするのが一番でした。

シュラフ専用の洗濯ネットに入れたところです。
あまり小さいネットより、大きめのネットの方が使いやすいと思います。
今回使用したネットは、ナンガのカスタマー登録したときにシュラフ専用の洗濯ネットをサービスでもらっていた物ですが、これはとても使いやすかったです。

注水したらオールパーパスソープを入れ、十分にシュラフに水を吸わせます。
洗濯機によって洗濯モードがいろいろあるかと思いますが、最もソフトなモードでいいと思います。
洗濯時間は標準で構いませんが全自動モードを選んだときは、脱水の時だけちょっと注意が必要です。
シュラフは水が抜けにくいものがあるので、自動で脱水すると、最悪洗濯機が倒れたりする危険性があるようです。
注意しながら脱水すると粗水がある程度抜けます。
その後、手で絞り込んでよく水を抜いたら風通しがよく日が当たらない場所で干します。
私は除湿器使いました。
ダウンを乾かすのは日光よりも風なのです。
この干す作業が最も重要で、ダウンに湿気が残ると最悪後でカビます。

完璧に乾燥させたら、ダウンを叩いてほぐします。
洗濯したことによってダウンが片寄ってしまうことがあるからです。
シュラフ全体をまんべんなくほぐしてあげましょう。

洗濯が完了したシュラフは生地のなめらかさが全く変わったことに驚きました。
大げさでなく、ダウンのロフト量も復活し、ワンランク上のシュラフになったようでした。
そういえば買った当初は0℃ぐらいまでは使えたシュラフだったのに、最近は晩秋のキャンプで使うにはちょっと厳しかったなぁ〜

シュラフは頻繁に洗うような物では無いと思いますが、使い続けて何年も経った場合は洗ってみる価値は絶対にあると思います。
大事なダウンシュラフのおすすめメンテでした。




どりくらへ道具についてへ