クッカー


クッカーとはその名の通り調理に使用する道具のことです。
レトルト食品を暖めるにしても、本格的な調理をするにしてもクッカーは必要です。
キャンプツーリングでの食という問題に大きく関わってくる部分でもあります。

どの程度の調理をするのか?
何人分の食事を作るのか?
バイクへの積載性は?

この辺の兼ね合いを考えて選ばなくてはならないと思います。

いろいろ手の込んだ物を作るのもそれ自体大変楽しい作業ですが、私がソロの場合はその時手に入った材料をいかに簡単に美味しく食べられるかということをメインに考えています。
この辺は追々キャンプツーリングでの「食」についてのページで書いていきたいと思います。

ここではソロ〜3、4人程度の食事に対応できるように選んだ私のクッカーをご紹介します。



スノーピーク
チタンパーソナルクッカーセット(SCS-020T)

クッカーL×1、クッカーS×1、フライパンL×1、フライパンS×1のセットで総重量330g。
クッカーLなら2合、クッカーSなら1合の米が炊けます。
フタがフライパンになるため炒め物もこなせます。
ベーシックでシンプルな構成のセットですが、ソロなら必要にして十分です。
あまり勧められませんが少し空焚きするとブルーにチタン焼けします。
バイク乗りにはたまらない!?

取っ手は特にコーティングされていません。
火にかけると熱くなりますので革手袋を使用した方がよさそうです。

チタンは材質的に強度があるため肉厚を薄く軽量にすることができます。
熱の伝導効率はアルミに次いで優れており、ステンレスよりも若干よいです。
チタンクッカーはその薄さと熱伝導効率の悪さ故に火にかけたとき一点のみが熱くなりやすく、米が炊きにくいといわれますが、必ずおこげを作るか?というとそうでもありません。
炊飯についてはこちらをご覧ください。
また変な金属臭がしないので食材に火を通すときはもちろん、コーヒーも美味しく煎れることができます。


エバニュー
チタンクッカー深型セラミック

スノーピーク
ソロセット極チタン(ポット小)

これらはオプティマス123Rを使ったキャンプツーリング用に購入したものです。
123Rを収納できるコッフェルとしては、ほかにスノーピークのトレック900等がありますが、このエバニューのチタンコッフェルとスノーピークの極(小さい方のポット)はまさにジャストサイズです。
エバニューのコッフェルについてはrenさんから情報をいただきました。
この場を借りて感謝申し上げます。

123Rをコッフェルに収納することにより、たったこれだけの大きさでストーブ本体、深型鍋、フライパン、チタンポットとソロで使う(炊飯する人ならあとひとつフライパンがあればいいですね)には必要十分な構成となります。
実際の収納時には、ストーブとの擦れによるセラミック加工の破損を防ぐため、ストーブはバンダナ等の布で覆ってから収納します。

123Rに極のポットをかぶせた状態です。
純正のアルミポットは、どうしても金属臭がしてしまうので、こちらに買い換えました。
単品で発注すると1700円弱しますが、使い勝手が格段によくなります。
純正のアルミポットより一回り大きいのがミソで、本体との間に布一枚入れることができます。
実は極の大きい方のポットだと123Rにかぶせるようにするとジャストサイズなのですが、本体と直接触れてしまい、しかも蓋が余ってしまいます・・・

極のポットです。
0.4mm厚のチタンでできており、重さを感じないほど軽く、マグカップの代わりとして重宝します。
もちろん直接火にかけることもできますが、その際には取っ手が熱くなりますので、グローブは必須です。
フリーズドライ製品を使うときには目盛りが役に立ちそうです。



エバニュー
チタンコッヘル No.4

内容量1900mlのソロで使うには大きいクッカー(コッヘル)です。
米なら4合炊けるのでやはり大人数向きです。


メーカーは違いますがSCS-020Tのフライパンを底に引く状態にすれば、全て入れ子式にピッタリ収納できます。


エバニュー
チタンフライパンFコート 20

炒め物用に少し大きなフライパンが欲しくなり購入しました。
フッソ樹脂加工されていますがしばらく使うと焦げ付いてしまい、使い込んだ末に全てはがしてしまいました(笑)

シリコンチューブが施してある取っ手は熱くならずに結構便利です。
スノーピークのように剥き出しでも革手袋すればいいのですが、酔ったときに素手でさわってしまい「あっちっち・・・」ということがなくなります。


中華鍋

キャンプツーリングの定番アイテムで荷物の一番上に積めば優れた整風効果を発揮します。
いざというときはヘルメットの予備として使えます(嘘)

冗談はさておき、数人でのキャンプツーリングではかなりの威力を発揮します。
炒め物から鍋までなんでもこいだし、鉄分の補給にも役立ちます(これホント)。


シェラカップ

シェラカップって一度使ったら手放せないアイテムになります。
飲み物を入れるのはもちろん(口が広いのでビールを飲むときは急いで飲んでしまいましょう!)、火にかけてお湯を沸かしたり卵を溶いたりクッカーとしても使えます。

さらにハロマークデザイン製のハロキャップ(シェラカップ用のフタ)を利用すると0.5合のご飯が炊けます

セットで持ち歩く場合は、シェラクラブオリジナルのものと取っ手が若干長いチタン製のもの、そしてスノーピークのパンチドシェラの3つを1セットにしています。

取っ手の長さが違うことでそれぞれが全く干渉しないため、非常にコンパクトにまとまります。

シェラカップは直接火にかけても縁が熱くならないので火傷しない・・・なんて聞いたことありますがあれは嘘です
金属なんですから直接火にかけたら熱くなるに決まってます。←火傷の経験あり(^_^;)


まな板

肉を切るにせよ野菜を切るにせよ、調理するときにはまな板が必要になる場面は多いはずです。
現在は極薄の折り曲げがきくまな板を使用しています。
装備の中では面積が大きい部類に入りますがこの薄さなら問題ありません。
100円ショップでも売っていますので、料理をする方なら購入されてはいかがでしょうか?


クッカー内スペースの有効活用術

キャンプツーリングの場合なるべく荷物はコンパクトにまとめたいものですよね。
クッカーにもいろいろ大きさがありますがその中身はもちろん空洞です。
その空洞スペースを利用しない手はありませんよね?

 

ということで上記スノーピークのSCS-020Tに詰め込んでみました。
その内容は、マグカップに米の計量カップ、そして米1合です。
クッカーを使用するときと同時に使用するものを入れておくのがポイントではないでしょうか?
そうしないとクッカーを使用するときに使わないものがまわりに散乱してしまいます。
それと衛生上あまり好ましくないようなものは入れないようにしています。
入れてもお腹壊したりすることはないでしょうけどね・・・




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