ミニマムパッキングのすすめ


どりくら的には何を今更・・・な企画でございますが、今回はミニマムパッキングキャンプツーリングのお話です。

キャンプツーリングをしていると、キャンプ場やネット上で様々な道具達を目にする機会があり、ついつい物欲に負け、気が付くと新しい道具が増えてしまった・・・なーんて経験をされた方も多いはずです。
気になって仕方がない道具がある→物欲に負け購入→バイクに積んで旅に出る→旅先でまたまた気になる道具を見てしまう→気になって仕方がない道具がある・・・
この無限地獄サイクルは非常に危険であります(笑)

私は一つの道具をリペアしながらでもなるべく長く使い続けたいと思うほうなのですが、それでも少しずつ少しずつ新しい道具が増えてしまっているような状態です。
特にキャンプツーリングを初めて間もない頃はあれもこれもといろいろな道具に目移りし装備が肥大化する傾向があります。
これらの道具は旅をどんどん快適かつ便利にしてくれることでしょう。

ですが、たまにはあえて余分な道具をそぎ落とし、シンプルなミニマムパッキングで出かけてみてはどうでしょう?
道具が満ち足りて便利すぎる旅ではなく、ちょっと不便でも印象に残る旅ができたらそれはそれで面白いと思うのです。

ミニマムパッキングのメリットは
1 比較的バイク本来の軽快な走りが楽しめる
言わずもがなですが、たとえGSのようなバイクでも荷物は少なければ少ないほど軽快に走ることができます。

2 道具が少なければ設営・撤収が簡単に済む
テント等の設営が嫌いなわけではありませんが、膨大なキャンプ道具をセッティングするより、さっさと乾杯したいときもあります。。。

3 駐車場とキャンプ場が離れているような場合に便利
下調べして、そんなキャンプ場にはいかない。というのも一つの方法ですが(笑)
キャンプ道具運ぶのって結構大変なんですよね〜


ここからは、私が2007年頃から多用しているトップケースのみでのミニマムパッキングキャンプツーリングについて御紹介します。
ちなみに使用しているトップケースはクラウザーのK5という容量47Lのもので、基本的に一泊程度のキャンプツーリングで実践しています。

トップケースキャンプツーリングに使用する道具達です。

左上からテーブル、テント(アライテント トレックライズ1)、シュラフ(ナンガ ポーリッシュバッグ250DX)、マット(モンベル コンフォートパッド90+ピロー)、SIGGボトル、コッフェル(エバニュー チタンクッカー深型セラミック)+ストーブ(オプティマス 123R)のセット。

左下から折りたたみイス、革手袋、道具箱(ガスストーブ、ヘッドランプ他、小物が色々入っています)、カーバイトランプ+カーバイト、エバニュー チタンフライパンFコート 20。
意外と普通な装備ですが、さらに絞り込みたいときは、123Rをスノーピークの地のみにして、コッフェルはシェラカップ2個、カーバイトランプをキャンドルランタンに置き換えればもっともっとコンパクトになります。

それと忘れちゃいけないのが、買い物したときに必要となるバッグとその固定用のゴムバンド。
これがないと、キャンプ場までのルートの間に買い出しが難しくなります。

下段のパッキングはこんな感じです。
なるべく平らになるように荷物を詰め込みます。
テーブルやポールなどの長いものは奥にまとめて収納します。

上段にはテントとマットとシュラフ。
上段のデッドスペースがかなりあり、サンダルや雨具なんかも追加でパッキングするときがあります。
袋と違って箱というのは形が決まっており表示容量をフルに使い切ることは意外と難しいです。
トップケースの形状や蓋の開き方によっても違いますが、だいたい8掛けぐらいでしょうか・・・

キャンプ場で道具を展開するとこんな感じになります。
こうやって見ると、不便どころか十分すぎる装備にも見えてしまいます。
人ひとりが短い旅に出るには、この程度の荷物で十分なんですね。




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